薄毛・脱毛症

脱毛症とは

「発毛が少ない、または完全にない状態」のことです。
脱毛を伴う疾患には以下のようなものがあります。

・男性の脱毛

・女性の脱毛

◎種類

・円形脱毛症

突然、頭、眉毛、陰毛などに円形や楕円形に脱毛が生じる。

・男性型脱毛(AGA)

遺伝的な要因が強い。男性ホルモンが、毛包に作用し、毛は抜けやすく、軟毛になる。→プロペシアが有効

・抜毛症(トリコチロマニア)

自分で、無意識に毛を抜いてしまうために生じる脱毛です。精神的な障害、ストレスなどが根底にあることが多い。

・産後の脱毛

分娩後、2~4ヶ月で出現し、数ヶ月で改善することが多い。

・内科的疾患による脱毛症

内分泌異常、膠原病、代謝異常、肝硬変 など

◎原因

・円形脱毛症

毛周期において、成長期(毛穴から毛が生えてる状態)の毛が急激に障害され、休止期(毛穴に毛のない状態)になることで、脱毛斑が生じます。その原因として、「自己免疫説」、「自律神経障害説」、「精神的ストレス説」などが言われていますが、その原因は、はっきりわかっていません。

・AGA(Androgenetic Alopecia)

遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられ、成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことをAGA (Androgenetic Alopecia)「男性型脱毛症」と言います。思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または両方ともに薄くなっていき、抜け毛が進行して、薄毛が目立つようになります。

◎治療

・円形脱毛症

外用療法

・ステロイド剤
・発毛剤

内服療法

・ステロイド
・セファランチンなど

局所注射

・ステロイド剤

■生活上の注意

自然治癒する疾患なので、3ヶ月を目処に治療をしながら、経過をみてください。精神的なストレスを取り除くことも大切です。精神が不安定なときには、軽い安定剤を内服することも改善につながる場合があります。安定剤の処方に関しても、ご相談ください。

・AGAの治療

プロペシア内服

AGAは、男性ホルモンの一種であるテストステロンが還元酵素によりDHT(デヒドロステロン)に変換され、このDHTが毛根に働きかけて毛の成長を抑え、長く太い毛が育たないうちに抜けてしまうために起こります。プロペシア(成分名:フィナステリド)はAGA専用の内服薬でこの還元酵素の働きを阻害。DHTの生成を抑えることで抜け毛を予防して、AGAを改善します。

◎AGF(utologous Growth Factor)の治療

自己由来幹細胞成長因子治療

成長因子による発毛療法は、頭皮に直接豊富な成長因子を補完することで、再び毛髪成長シグナルを正常化させます。休止期状態だった毛母細胞が刺激を受け、細胞分裂が活性化されます。幹細胞は、私たちの身体の中で、傷ついたり、古くなった細胞を入れ替えたり、病気やケガで失われた細胞を新しく補充する役割を担う、優れた能力を持つ細胞です。この力に注目して、新たな皮膚や毛髪の誕生を促すことに利用した、最先端のエイジングケアとしての「再生医療」として今、世界的に注目されています。

男性だけでなく女性にも深刻な「薄毛」の悩みが増えています。
詳しくは、渋谷スキンクリニック発毛プロジェクト 渋谷スキンクリニック発毛外来