イソトレチノイン(内服)とは
重症~難治性のニキビに用いる内服治療です。
皮脂の分泌を強力に抑え、毛穴づまりと炎症を根本から改善します。
抗生剤や外用で良くならないニキビに有効です。
イソトレチノインとは
イソトレチノインは、ビタミンA(レチノイド)の一種で、皮脂腺の働きを抑制し、毛穴の詰まりを防ぐことで重症ニキビや酒さの治療に用いられる内服薬です。
海外では40年以上にわたり使用され、高い効果が認められていますが、日本では医薬品医療機器等法上、未承認医薬品となります(自由診療対応)。
こんな方におすすめ
・抗生剤や塗り薬で改善が乏しい/再発をくり返す
・炎症が強い結節性・嚢胞性ニキビ
・皮脂分泌が多く毛穴づまりが目立つ
・皮脂による重度の肌の赤み
・酒さ
以下のようなお悩みをお持ちの方に適しています。
・繰り返すニキビがある
・炎症が強い・膿を伴うニキビ(嚢胞性ざ瘡など)がある
・ニキビが長期間改善せず、跡が残るリスクがある
・酒さによる赤みやボツボツが気になる
・他の治療法では効果が得られなかった
副作用・禁忌(服用してはいけない方)
・強い催奇形性:妊娠中・授乳中は服用不可。男女とも治療中および終了後一定期間、避妊が必要です(詳細は院内基準に準拠)。
・口唇・皮膚の乾燥、目の乾き、鼻出血、関節痛など
・肝機能・脂質(中性脂肪/コレステロール)上昇の可能性
・献血不可(治療中~終了後一定期間)
・妊娠中・授乳中、妊娠希望のある方
・重い肝疾患・脂質異常症、ビタミンA過剰症
・テトラサイクリン系内服中の方、重度うつ症状の既往がある方は要相談
検査・フォロー
開始前/開始後は定期的に**採血(肝機能・脂質)**を行います。
症状と副作用を確認し、用量を調整します。
イソトレチノインは副作用や注意点も多い薬です。当院では医師による適切な診察・管理のもと、スキンケアや圧出などの施術と組み合わせた治療を行っています。
※インターネットなどでの個人輸入は、製品の品質・安全性が保証されていない場合があり、非常に危険です。
また、適切な血液検査や副作用管理が行われないままの服用は、健康被害につながるリスクがあります。必ず医療機関での治療を受けましょう。
Dr.TAKAKOのブログにてイソトレチノインを紹介しています。
イソトレチノインの効果
難治性ニキビに「イソトレチノイン」